高裁・最高裁は裁判官不適格者の巣窟!という愚の骨頂問題。

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原発:「司法判断困難」 元担当裁判官10人が心情吐露
毎日新聞 2011年9月16日 20時29分 更新:9月16日 23時59分

 東京電力福島第1原発事故の発生後、各地で原発の運転差し止めなどを求める提訴が相次ぐ中、原発の安全性を巡る過去の訴訟を担当した元裁判官10人が毎日新聞の取材に応じた。ほぼ一様に原発の問題を司法の場で扱うことの難しさを吐露。住民勝訴が確定した訴訟はないが、事故を受け認識の甘さを認めた元裁判官もいる。今後の司法判断について「裁判所の目は国や電力会社側に厳しくなる」との予測もあった。

 毎日新聞は、過去の主な14件の訴訟にかかわった元裁判官36人に取材を依頼した。裁判官経験者が個人的思いを語るのは異例だ。

 92年に確定した福島第2原発1号機訴訟の2審を担当した木原幹郎弁護士は「理系のスタッフがいるわけでもなく、(審理は)とにかく難しかった」と述べた。00年に確定した同3号機訴訟の2審に関わった鬼頭季郎弁護士は「一度原発を止めればすごくコストがかかるので、簡単に止めろなどと言えない。原発推進の社会的・政治的要請の中で、司法が足を引っ張るような判断ができるのか」と漏らした。

 原発の安全性を追認してきた司法の責任を問う声があることについて、00年確定の志賀原発(石川県)1号機訴訟の2審を担当した元裁判官は匿名を条件に取材に応じ、「法と証拠に基づいて(請求棄却の)判断をした。個人的見解や政治的意見で判決したのではない」と強調。「(法と証拠に基づいて行われるという)訴訟制度への無知や、政治的見解に基づき、単に結果責任をいうもので、過大な要求だ」と司法批判に反発した。

 一方、93年確定の高浜原発福井県)訴訟の1審を担当した海保寛弁護士は「今度のような事故を目の当たりにすると認識は甘かったと感じる」と語った。

 最高裁伊方原発1号機訴訟で92年、「審査に重大な誤りがあった場合は設置許可を違法とできる」との初判断を示し、原発訴訟の進め方の見本となる判例を作った。2件の原発訴訟の上告審を担当した元最高裁判事は匿名を条件に「これだけ難しい問題は、まず国会や行政手続き段階で国民が納得できるような議論を十分にすべきだ」と話した。

 他の5人も「高度に専門的な訴訟で大変苦労した」と司法判断の難しさを指摘したり、福島の事故を契機とした過去の判決批判に対し、不満をあらわにしたりした。【伊藤一郎、和田武士、野口由紀】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110917k0000m040061000c.html
http://megalodon.jp/2011-0918-0438-45/mainichi.jp/select/today/news/20110917k0000m040061000c.html


もはや高額安定収入と巨額退職金と自己保身しか考えていないクズたちが退官まで裁判官をやるという仕組みそのものが日本社会の癌。