焦点:富士通と前社長が解任めぐり激しく対立、情報開示でも問題露呈

野副州旦(のぞえ くにあき)がんばれ!
山本卓眞(やまもと たくま)がんばれ!
佐島敬毅(さじま よしたけ)がんばれ!

訂正:焦点:富士通と前社長が解任めぐり激しく対立、情報開示でも問題露呈
Reuters 2010年 03月 8日 12:10 JST

 [東京 6日 ロイター] 昨年9月に富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート)社長を辞任した野副州旦(訂正)氏と富士通との間で、事実上の解任に至った経緯や理由などをめぐる激しい対立が表面化している。

 富士通は6日、辞任の背景として、野副氏が、好ましくない企業グループとつながる人物と交際していたと公表したが、名誉回復を求める野副氏側は激しく反発。「病気療養」としていた会社側の辞任理由に関する説明は、事実とはかけ離れていたことも判明し、東証が定める代表権のある役員の異動に関する適切な公表の義務に反していた可能性も出てきた。 

 今後の注目点として、
1)野副氏が事実上解任されたことは妥当だったのか、
2)一連の経緯で会社側は正しい手続きをとったのか、
3)情報開示のあり方が、IT(情報技術)企業としての富士通の信頼性を傷つけなかったか
―といった点が挙げられる。

 <野副氏側は「健康面」で問題ないと主張>

 富士通昨年9月25日、野副氏が病気療養を理由に社長辞任を申し出たと発表し、間塚道義会長が社長を兼務した。9月25日夜の会見で間塚会長は、野副氏の病気療養の詳細について、「プライベートなこと」として明らかにしなかった。

 しかし、野副氏の代理人を務める畑敬弁護士は、ロイターの取材に対し「野副氏は健康だ」と答えた。社長辞任当時から現在に至るまで健康面で問題はないとしている。

 <反社会的勢力と交際あったのか>

 畑弁護士によると、辞任発表があった日の朝、野副氏は秋草直之取締役相談役、間塚会長らが控える本社の部屋に呼び出された。野副氏はこの場で、グループ企業のM&A(合併・買収)に絡み「あなたが付き合っている人たちは、反社会的な勢力とつながりがある」と指摘され、辞任を迫られた。

 野副氏は「その人たちとは付き合っているが、反社会的勢力とは思えない」と反論したが、最後は「仕方ない」と辞任要求を受け入れ、その後開かれた取締役会は欠席した。同弁護士によると、野副氏が「病気療養のため辞任した」という発表内容を知ったのは記者会見の後だったという。一方、富士通の広報担当者は「病気を辞任理由とすることは野副氏も合意していた」と述べており、両者の説明は大きく食い違っている。

 当初から不透明さが指摘されてきた野副氏の辞任問題について、畑弁護士は「野副氏の名誉回復が必要だ」と指摘。2月末には、富士通に書面を送り、
1)社長辞任の取り消し、
2)臨時取締役会を開催して、野副氏に弁明の機会を与える、
3)外部調査委員会を開き、富士通のガバナンスに問題がなかったかを検証する
―─ことを求めた。

 <病気理由を事実上撤回>

 これに対し、富士通は6日、臨時取締役会を開き、社長辞任後は相談役となっていた野副氏を相談役から解任することを決議。併せて、
1)野副氏と親交の深い人物が代表取締役をつとめる企業が、同氏推進プロジェクトに関与した、
2)同企業の親会社は、富士通社長が関与するにはふさわしくない
―─ことなどが調査で判明したなどとする説明文を公表。
野副氏の交際問題が社長を辞めた本当の理由で、昨年9月の辞任劇は事実上の解任だったと明らかにした。説明文では、野副氏が「違法行為や不正行為を行っていたわけではない」とも触れている。

 昨年9月時点で背景を明らかにしなかったことについて富士通は、問題の企業グループについて「当社は評価を公表する立場にない が、辞任の背景として触れると影響を与える ことを総合的に勘案した」(説明文)ことが理由だったとしている。

 また、野副氏の健康問題について説明文では「体調を崩していたのも事実」としているが、広報担当者は「(社長を)辞めるほど体調が悪いわけではなかった」と明らかにした。事実とかけ離れた説明を行った ことについては「遺憾だった」(広報担当者)とコメントしている。ただ、辞任の取り消しやガバナンス問題の調査など野副氏側の要求については「 受け入れるつもりはい 」(同)としている。

 解任は正当だったか

 富士通が6日発表した説明文ついて、畑弁護士は、
1)野副氏が「違法行為や不正行為を行っていたわけではない」なら、何が解職理由なのか、
2)(野副氏の交際問題などの)調査結果は存在しない。野副氏は見たことも、聞いたこともない、
3)「事前に取締役会メンバーの過半数の同意を得たうえで、9月25日に野副氏の事情聴取と弁明の機会を設けた」とあるが、会社法上、これは何の法的拘束力もない
―などと厳しく指摘している。

 野副氏辞任をめぐる情報開示のあり方も問題になりそうだ。東証によると、上場企業は、社長交代など代表権を持つ役員の異動については、適切に公表する義務がある が、こうした開示義務情報に虚偽があった場合は、口頭注意や改善報告書の提出を求めることがあるという。

 (ロイター日本語ニュース、浜田健太郎;編集 田巻 一彦)

*6日に配信した記事での本文第1段落の野副氏の氏名を「野副州旦」に訂正します。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-14214420100308?rpc=122&sp=true
http://megalodon.jp/2012-0412-0729-23/jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-14214420100308?rpc=122&sp=true

2009年9月25日のたった1日で火事場泥棒的に富士通内で、何ら正当な理由のない謀略クーデターが行われていることは余りにも明らか。

野副州旦(のぞえ くにあき)社長が進めるグループ内構造改革に対する「抵抗勢力」が反社会性人格障害者の集団であろうことも余りにも明らか。

社会に誠実に公表できる社長不信任理由があって社長を「解任」したわけでは全くなく、社会を騙してまで社長を不当かつ一方的に「解任」したことが余りにも明らかだから。

現在の富士通が現在のオリンパスよりも遙かに非道いサイコパス体質であることも明らか。

全て自業自得。

ついでに。
現在の富士通側が言う、野副州旦(のぞえ くにあき)社長が交際していた「好ましくない企業グループとつながる人物」の意味も余りにも明らか。
正当かつ十分な社長不信任理由の説明責任を全く果たさず富士通グループを私物化し社会を騙し続けていた
好ましくない企業グループ」=「反社会的な勢力」=富士通グループ

間塚道義会長
および
秋草直之取締役相談役
ということにならざるを得ない(笑)。