短期任期制の民主主義的選挙による裁判官が必要不可欠!

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イレッサ訴訟:遺族側、逆転敗訴 東京高裁が責任認めず
毎日新聞 2011年11月15日 13時25分(最終更新 11月15日 13時56分)

 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用による間質性肺炎で死亡した患者3人の遺族が輸入を承認した国と輸入販売元のアストラゼネカ大阪市)に計7700万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(園尾隆司裁判長)は15日、国とア社の責任を認めて2遺族に計1760万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決(今年3月)を取り消し、遺族側の請求を全面的に退ける逆転敗訴の判決を言い渡した。園尾裁判長は初版の添付文書(医師向けの説明文書)について「指示・警告上の欠陥はなく、国の責任は論じるまでもない」と述べた。

 イレッサの副作用死を巡っては、大阪地裁が今年2月、責任をア社に限定する判決(大阪高裁に控訴中)を言い渡し、地裁レベルの判断が分かれていた。初の高裁判断は厚生労働省の薬事行政に影響を与えるとみられる。

 訴訟では、国が輸入販売を承認した02年7月当時の初版の添付文書にあった副作用に関する記載が妥当だったかが争点となった。

 東京地裁判決は、イレッサの有用性を認めつつ、初版の「重大な副作用欄」に間質性肺炎が下痢などに続いて4番目に書かれていた点について、「情報提供として不十分」と不備を指摘。ア社に製造物責任法上の責任を、国にも記載に関する十分な行政指導をしなかったとして国家賠償法上の責任があると認めた。一方、患者3人のうち、02年10月の添付文書改訂後に服用して死亡した女性のケースは請求を退けた。

 東京高裁の控訴審では、ア社と国は改めて「初版の記載で医師は間質性肺炎で死亡する可能性を認識できた」と主張。国は「安全性確保の一次的責任は業者にある」として、違法性はなかったと訴えた。わずか2回の期日という異例のスピードで結審し、判決が注目されていた。【野口由紀】

 【ことば】イレッサ

 英国の製薬会社「アストラゼネカ」が開発した肺がん治療薬。厚生労働省は02年7月、承認申請からわずか5カ月余で世界に先駆けて輸入販売を承認した。副作用の少ない抗がん剤と期待されたが、重い間質性肺炎を発症する患者が多発。厚労省は同年10月15日、ア社に添付文書改訂と緊急安全性情報を出すよう指示した。現在では副作用死は減少したが、今年9月末までに、843人が死亡したと報告されている。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111115k0000e040073000c.html
http://megalodon.jp/2011-1116-0904-36/mainichi.jp/select/jiken/news/20111115k0000e040073000c.html

副作用どころではない致死作用があることを詐欺師的・反社会的に明確に警告しなかったことについて国や製薬会社に責任がないなどという反社会的な妄想は、到底誤魔化せるものではない。

肺癌による致死率が高いことと、肺癌治療薬と称されているイレッサに肺癌そのものにはない致死作用があることとは、明らかに別の話である。両者をゴチャ混ぜにして殺した責任を問わず、そのくせ、他方では両者を切り離してイレッサの効能だけを評価するなど、日本の裁判官どもがいかに低脳であるか、かつ、日本の裁判官どもがいかに反社会性人格障害者ばっかりであるか、ということの明々白々たる証拠。



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イレッサ副作用:次女なくした男性 東京高裁判決に涙
毎日新聞 2011年11月15日 21時53分(最終更新 11月15日 23時16分)

 800人以上の副作用死が報告されている肺がん治療薬イレッサを巡る企業、国の対応が問われた訴訟で15日、東京高裁は両者を免責した。「不当判決」。東京・霞が関の裁判所前で掲げられた紙を見ながら、愛娘を亡くした原告の男性は涙を流した。【野口由紀】

 「安心安全な薬だと思って、飲んだのに。悔しい」。次女三津子さん(当時31歳)を副作用の間質性肺炎で失った原告の一人、近沢昭雄さん(67)=さいたま市北区=は判決後の記者会見でも時折、声を詰まらせた。

 近沢さんがイレッサの存在をインターネットで知ったのは承認前の02年春。「副作用がほぼない夢の新薬が出る」とあり、期待を募らせた。がんを患っていた三津子さんは承認後間もない同8月から服用を始めた。医師から検査で「(イレッサが)効いているよ」と声をかけられ、三津子さんがにっこりほほえんだのが忘れられない。

 だが、10月に急変。酸素マスクが手放せなくなり、息苦しさでベッドに横になることもできない。医師は「新聞は読みましたか。イレッサによる間質性の肺炎だと思います」。国がアストラゼネカに緊急安全性情報を出すよう指示した日だった。三津子さんは2日後、息を引き取った。

 近沢さんは04年11月に提訴。「被害の拡大を早く収めたい」。今では副作用死は減り、一定の意義も感じる。だが報道陣から判決への思いを問われると、「三津子にはごめんねというしかないです」と目を真っ赤にした。

 遺族側弁護団の水口真寿美弁護士は「国は薬害を繰り返すたび、薬事法を改正してきた。それを根底から覆した判決と言わざるを得ない」と切り捨てた。阿部哲二弁護士は高裁がわずか2回の期日で結審した経緯に触れ、「(申請から5カ月余という)イレッサの承認と同じぐらい拙速な判決」と批判した。

 一方、ア社側代理人も会見。その場で「イレッサのリスクや有用性について適切に情報提供を行ってきた。このことが司法の場で認められた」との談話を読み上げた。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111116k0000m040101000c.html
http://megalodon.jp/2011-1116-0910-27/mainichi.jp/select/jiken/news/20111116k0000m040101000c.html

イレッサのリスクが当初全く知らされなかったことが詐欺師的・反社会的な問題なのに、こんな見え見えのスリ替え・誤魔化しを鵜呑みにできるなんて、日本の裁判官はなんて酷い低脳ばっかりなんだ・・・・・。

いや、曲がりなりにも司法試験に受かっているわけだから、単なる低脳ではあり得ず、ゴリゴリ試験勉強しただけの低脳かつ反社会性人格障害者の典型例ども なんだな・・・・・。確定。

これらの悪質法曹問題を根本的に解決するには、短期任期制の民主主義的選挙による裁判官(家事審判官含む)・検察官が必要不可欠!(任期は衆議院議員任期の2期分稔、選挙は衆議院議員通常選挙と同時とし、再選は3度まで) 

司法試験の合格者を3倍増し、裁判官(家事審判官含む)・検察官の応募資格を10年以上優良な弁護活動の実績がある弁護士にのみ限定すればラクにできることだ。